スダMAX Japan

スダ MAX Japan 〜スダパンの誕生〜

嘘みたいだろ?

このクソコラスライド、Adobe MAX Japan 2017のセッションで実際に使われたんだぜ・・?

 

ということで、こちらはスダ Advent Calendar 2017の18日目の記事です。

はじめに

まずは何をどうしたらこうなったのかを順を追ってお話しましょう。

普段かなりコミュ障な私ですが、今年に入ってからTwitter経由だったり勉強会だったりで何人かの若きクリエイターの方達とお知り合いになる機会がありました。
皆さん、それはそれは素敵なスキルを持った尊敬すべき方々でした。

やがてそんな方々の間で、Twitter上で当たり前のように話題に出てくるある共通のワードがあることに気付きました。

 

「スダ」

 

あるときはフリーのデザイナー、あるときは単に仲の良い友達、またあるときは雑なクソコラとして・・・

 

・・・ス・・ダ・・?

 

断片的な情報を読み取っていくと、今時のクリエイター界隈では誰もがその名(?)を知っている概念的存在らしい、というところまでは分かりました。

 

・・・実在・・するのか・・?

 

スダ氏との邂逅

正直都市伝説的に思っていた私ですが、あるときその存在を目の当たりにする幸運に恵まれました。

自分がよく参加する「ほぼ毎月AdobeXD勉強会(仮)」の第4回目にて、かの「スダ」氏がビデオLTを行われました。

そのときの勉強会には来日中だったUSのXDチームの方達も同席していたのですが、それまでXDチームの有難いお話などを聴いてまじめな勉強会の様相だった場が、一瞬にして「スダ・ザ・ワールド」とでも言うべき空間に変わったのを確かに感じました。

これには来日中のXDチームのAndrew氏も最高に「ハイ!」ってやつだアアアアアアーッ

 

自分が人前で話をするときのモットーは「飽きさせないこと」なのですが、まさに理想を体現したこのスキルに、私は「これがスダ・・・」とその概念の一端に触れた気がしました。
そして同時にこう思ったのです。

 

「いつかコラボしてみたい」

 

Adobe MAX Japan 2017

なんだかんだありまして、Adobeが開催する日本最大のクリエイター向けカンファレンス「Adobe MAX Japan」に登壇させて頂くことになりました。

各セッション内容が公開されたとき、私は「スダ・ザ・ワールド」のように何だかよく分からないけどつい見てしまう(そこに何かしら得るものがあれば尚良し)セッションにしたいと思い、概念的存在であるところのスダ氏に連絡を取りました。

MAXのセッション中に、架空のパン屋さん「スダパン」のオーナーとして写真を使わせてくれませんか?・・・と。

ちなみにこのときまだ私はスダ氏と直接の面識はない状態でした。

にも関わらず、スダ氏の返答は・・・

さすが・・・器が違う・・!

こうしてMAXでの登壇に向けてスダ氏を違和感無く仕込んでいく作業が始まりました。

 

スダまみれ

目指していたのは、ただなんとなくスライドにスダ氏を混ぜるということではなく、「そこに使うならスダ氏しか考えられない」という必然性。

「スダパンという架空のパン屋さんのイケてないサイトをイケてるサイトにリニューアルする」というストーリーを軸に、スダパンのオーナーとしてまるで実際に存在しているかのようなリアルさを感じてもらいながら、観客の皆さんとスダパンオーナーの笑顔のために一緒に考え、作り上げていくというライブ感。

しかし、それを実現するためには大変な試練が待っていたのでした・・・

まずMAXでのセッションは、その場で観客の皆さんにリニューアル用の選択肢(ロゴや配色、メインビジュアルなど)を選んでもらって、XDのライブデザインでサイトをリニューアルしていくという流れだったので、登壇資料もいくつかのベースとなるスライド(アートボード)を用意すれば良かったのですが、セッション終了後に配布する資料でも一緒に考えるライブ感を出すために、選択による分岐を盛り込み、リニューアル後のイメージも全パターン用意する必要がありました。

具体的にはロゴと配色が4パターン、メインビジュアルが4パターンあったので、計16パターンのリニューアルしたスダパンのサイトの制作過程を用意することになりました・・・

恐ろしいことに、全分岐含めて248枚の配布用XDスライドのうち、半数以上の164枚に何らかの形でスダ氏が登場しているという。

作っている途中で私の中で「スダ」がゲシュタルト崩壊を起こし、私がスダの資料を作っているのか、スダが私に作らせているのか、むしろ私がスダなのか・・?というような危うい精神バランスでした。

さらにこの資料を上司にリハーサルしたり、弊社広報部に確認を取るときの「スダって誰だ・・・?」という無言の問い掛けを感じる私の気持ちが想像できるでしょうか?

 

そしてスダは伝説へ・・・

しかし、このような苦労もあって完成した資料、ならびに登壇内容はお陰様でご好評を頂き、「面白かった」という大変に有難い感想を頂いたりしました。

これもスダ氏の知らず知らず人を惹きつける奇妙な引力が少なからず影響しているのではないかと思わずにいられません。
スダさん、ありがとうございます。

もしかしたら「スダ」とはすべてのクリエイターたちの理想や希望の概念が具現化した存在なのではないか?
そんな突拍子もないことを思いながら、MAX登壇当日、私はついに概念的存在であるスダ氏との直接的な対面を果たすことができました。

気のせいか、初めてお会いしたスダさんは、ついさっきまでパン屋で働いていたかのような小麦の良い香りがしたように思えました。